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コラム

七五三

お神札と神宮大麻とは?家にお祀りするお神札の種類と、まつり方・取り換え方

神社本庁は、神社にお参りすると、お神札やお守りをいただく機会があると述べています。そのうち、家でお祀りするお神札には、どんな種類があり、どのようにまつり、いつ取り換えるのでしょうか。ここでは、神社本庁の「お神札、お守り」「神宮大麻」「お神札のまつり方」「神棚」のページをもとに、お神札の種類、神宮大麻、まつり方、取り換える時期を整理します。各ページの内容は、2026年10月12日に確かめました。

お神札には、どんな種類があるのか

お神札には、伊勢神宮のものとして「神宮大麻」があり、このほかに各神社が発行するお神札もあります。お神札は、家の神棚にお祀りし、家をお守りいただくためのものとされています。お守りは、お神札と同じく神さまのお力をいただくものですが、常に身に付けて神さまのご加護をいただくものと説明されています。お守りもお神札と同じように年末にお焚き上げしてもらい、新しいものを受けるとされていますが、願いが叶うまでは身につけていてもかまわない、と書かれています。

神宮大麻とは

神社本庁は、各地の神社にはそれぞれの御祭神のおちからを宿したお神札があり、そのうち伊勢の神宮の天照大御神のおちからを宿すお神札を、とくに「神宮大麻」と呼ぶと説明しています。神宮大麻の「大麻」は、本来「おおぬさ」と読み、神々への捧げ物や、お祓いの際に用いる木綿や麻を指す言葉です。地域によっては、「お伊勢さん」「天照さん」「お祓いさん」「大神宮さま」などと、親しみのこもった呼び名で呼ばれることもあります。各家庭には氏神さまを通じて頒布されるものだと、神社本庁の「お神札、お守り」のページにも書かれています。

氏神さまについて、神社本庁は、自分が住む地域を守ってくださる神社に祀られる神さまだと説明しています。

神宮大麻の歴史

神社本庁によると、神宮大麻の始まりは、平安時代の末期に、伊勢の御師と呼ばれる祈祷師が各地で祈祷を行い、その印として「御祓大麻」を配ったことです。御師による頒布は、明治維新後の制度改革で廃止されましたが、明治5年に、神宮から直接、全国の家々に頒布されることになりました。その後も何度か形が変わり、いまは全国の神社を通して頒布されています。

どこで、いつごろ受けられるのか

神宮大麻は、10月ごろから用意され、全国の神社で頒布されている、と神社本庁は案内しています。詳しいことは、氏神さまやお近くの神社に問い合わせるよう案内されています。新しい神宮大麻を毎年の暮れまでに受けて、新年を迎えましょう、という呼びかけもあります。七五三やお宮参りで神社を訪れるときに、頒布の時期や受け方も聞いておくと、年末の準備が進めやすくなりそうです。

神宮の神楽殿で受けるお神札との違い

神社本庁は、大麻には「頒布大麻」と「授与大麻」の2種類があると説明しています。頒布大麻とは、神宮大麻のことで、全国の氏神神社を通じて配られます。授与大麻は、内宮と外宮の神楽殿で授与されている大麻のことです。伊勢の神宮で直接お神札を受けた方も、神宮大麻とあわせておまつりしましょう、と案内されています。

お神札のまつり方

神社本庁の「お神札のまつり方」のページは、暮らしを見守ってもらうために、伊勢神宮のお神札と、地域を守る氏神神社のお神札の両方をおまつりするよう呼びかけています。かつては、お神札を柱などに飾ったり、立て掛けたりしてまつっていましたが、より丁重にまつるために、神社の形をした宮形に納めるようになったと説明されています。お神札をまつる御神座は、中央がいちばん上で、向かって右、向かって左の順になると説明されています。三社造りの宮形なら、中央に神宮大麻、向かって右には地元の氏神さまのお神札、向かって左には崇敬する神社のお神札を納めます。

参拝のときに受けたお神札は、向かって左の崇敬神社のお神札の後ろへ、重ねるように納めるとよい、と書かれています。一社造りの宮形では、手前から順に、神宮大麻、氏神さま、崇敬する神社のお神札を重ねて納めると説明されています。数が増えて宮形に収まらないときや、大きすぎて入らないときは、お神札を宮形の横に丁寧に並べてまつるとされています。

神棚の場所とお供え

神社本庁の「神棚」のページでは、お祀りする「棚」を神棚、お神札を納める「お宮を模した入れ物」を宮形と、厳密には区別すると説明しています。お神札をまつる場所には、家の中でも家族が集まる清らかなところを選ぶとよいとされ、一般的には、目線より高く、お神札が南または東を向く場所がよいとされています。ただし、大切なのは、神さまに失礼のないよう、心を込めてお祀りすることだと書かれています。神棚をとくに設けられないときは、まずは、きれいに整えた場所にお神札をお祀りするだけでもかまわない、とも案内されています。

お神札をお祀りする場所や宮形の有無にとらわれ過ぎてお祀りしないより、できる形でお祀りすることが大切だとしています。お供えするものは、米、塩、水を基本に、できれば酒なども添えます。神棚の両側には榊をお供えし、水は毎日替えて、みずみずしさを保つようにと書かれています。お供えは、中央に米、次に酒、塩、水の順に並べます。ただし、棚板などの広さによっては、この順でなくてもよいとされています。

お神札を取り換える時期

神社本庁は、年の暮れの大掃除と同じように神棚もきれいにして、新しいお神札をおまつりし、新しい年を迎えると説明しています。「お神札、お守り」のページは、1年間お祀りしたお神札を年末に神社へ納めてお焚き上げしてもらい、新年に向けて新しいお神札を受けるよう呼びかけています。古いお神札は、1年間守ってもらった感謝を伝えたうえで、受けた神社の古神札納所などへ納める、と書かれています。遠くの神社で受けたお神札を納めに行くのが難しいときは、近くの神社などにお焚き上げをしてもらえるかを問い合わせたうえで、納めに行くのがよいとされています。

大晦日から1月15日(小正月)にかけて、多くの神社で「左義長」や「どんど焼」などが行われ、正月飾りと一緒に古いお神札やお守りもお焚き上げされると紹介されています。

よくある疑問

神宮大麻の質問と答えのページには、いくつかの疑問への答えが載っています。お神札は一度いただけばよいのかという疑問には、毎年新しいものに取り換えて、新しい年を迎えるよう答えています。神宮大麻の大きさは3種類あり、お納めする神棚や、まつる場所のスペースに合わせて選ぶよう案内されています。どの神社で受けても同じものかという疑問には、用材から奉製まで一貫して神宮の中で取り扱われているため、全国どの神社でも同じものを受けられると答えています。

神社本庁の「お神札、お守り」のページは、お神札やお守りをたくさんもつと、神さま同士がけんかをしてしまうのではと心配する方に、日本には、八百万神という言葉があるように多くの神さまがいて、それぞれのご神徳で協力して守ってくださるので心配はいらない、と述べています。喪中のときは、お神札を受けることは避け、忌が明けてから受けるのが一般的だと、神宮大麻のページは説明しています。

まとめ

お神札には、神宮大麻と、各神社が発行するお神札があり、家の神棚にお祀りして家をお守りいただくものとされています。宮形の種類によって納め方が示されており、古いお神札は年末に神社へ納めてお焚き上げをしてもらいます。

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