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コラム

七五三

華甲(かこう)とは?還暦の別の言い方と、字の成り立ち・干支のしくみ

還暦のお祝いの案内で、「華甲」という言葉を見かけることがあります。読み方や、なぜそう書くのかが分かりにくい言葉です。ここでは、神社本庁、国立国会図書館、国立天文台の公式ページをもとに、華甲の意味と字の成り立ち、その土台になっている干支のしくみ、還暦の祝い方の考え方を整理します。各ページの内容は、2026年10月12日に確かめました。

華甲は還暦の別の言い方

神社本庁は、お祝いで「還暦」ではなく「華甲(かこう)」という言葉を使うこともある、と説明しています。レファレンス協同データベースに載る図書館の調べでも、還暦は数え年61歳のことで、生まれた年の干支に戻ることから、華甲や本卦返りともいうと回答されています。つまり華甲は、還暦と同じお祝いを指す、別の呼び名です。

「華」と「甲」の字の成り立ち

神社本庁によると、「華」の字は、6つの「十」と1つの「一」から成り、合計が「六十一」になります。図書館の調べも、華の字は「十」の字が六つと「一」の字からなっていると説明しています。もうひとつの「甲」の字について、神社本庁は、干支の最初にあたる「甲子(きのえね)」の「甲」であり、物事の始まりを表すといわれていると説明しています。一方、図書館の調べでは、「甲」は甲子の甲で、歳の意であると説明されています。

このように、「甲」の意味の説明は資料によって少し違います。どちらも、「華」の字を六つの「十」と一つの「一」に分け、「甲」を甲子の「甲」とする点は共通しています。

そもそも還暦とは

神社本庁によると、十干と十二支の組み合せは60年で1巡するため、数え年の61歳は昔からおめでたい年回りとされてきました。生まれた年の干支に戻るので「赤ちゃんに還る」という意味が重ねられ、赤を中心にお祝いする習わしがあるそうです。神社本庁の一覧では、還暦は61歳で、ゆかりの色は赤とされています。国立天文台は、六十干支の表は癸亥で終わり、その次は最初の甲子に戻ってまた繰り返される、と説明しています。

国立天文台の解説は、60年で干支が一回りすることから、60歳になることを「還暦を迎える」としています。

干支のしくみ:十干と十二支

国立国会図書館の電子展示会「日本の暦」によると、干支(えと)は十干と十二支を組み合わせたものです。十干は「じっかん」、十二支は「じゅうにし」と読みます。十干は、もともと、日を10日ずつのまとまりで順に数えるための呼び名で、甲、乙、丙、丁と続きます。古代中国には、万物を「陰」と「陽」に分ける陰陽説と、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素で考える五行説があり、これらを組み合わせた陰陽五行説が十干に当てはめられるようになったといいます。日本では、この「陰」と「陽」を「兄(え)」と「弟(と)」に見たて、「兄弟(えと)」と呼ぶようになったと説明されています。

十二支は、もともと12か月の順を表す呼び名で、のちに12種類の動物が当てはめられました。十干と十二支を組み合わせると60通りになり、これを六十干支といいます。これが一巡すると還暦になる、と同じページに書かれています。たとえば「甲」と「子」を組み合わせた「甲子」は、「こうし」「かっし」または「きのえね」と読みます。

還暦に赤いものを贈るのはなぜか

図書館の調べでは、還暦は十干と十二支がひと回りして生まれた年に戻るため、赤ちゃんに還ったと考えることから、赤いものを贈る習わしが生まれたと紹介されています。そこには、もう一度赤ちゃんの力を授かり、ますます元気に、平穏に長生きしてほしいという願いがこめられているそうです。あわせて、赤が魔よけの色とされることも、赤いものを贈る理由になったと紹介されています。神社本庁の一覧に「ゆかりの色:赤」とあるのも、同じ考え方に沿ったものと読めます。

満年齢で祝うか、数え年で祝うか

神社本庁は、数え年と満年齢のどちらで数えても差し支えない、といわれていると説明し、地域によってさまざまな習慣があるとしています。図書館の別の調べには、還暦は満60歳のお祝いと書かれたものがあります。どちらの数え方にするかは、ご家族の習わしや、集まりやすい日にあわせて決めてよいと読めます。

還暦の祝い方と日取りの考え方

図書館の調べによると、昔は節句などのおめでたい日に、本人や家族が親類や友人を招き、大きな宴を開いていたようです。近ごろは、子や孫、教え子、後輩などが宴を開き、本人を招く形が多いようだとも書かれています。祝宴を開くなら、誕生日や敬老の日に祝うのがふつうですが、本人の体調や季節にあわせて、お店で、あるいは自宅で和やかに祝うとよい、と紹介されています。一方で、同じ調べが挙げる別の事典には「いまの満60歳はとても老人とはいえません」とあり、本格的に祝うのは、現代では古稀か喜寿のころからが普通だ、という消極的な意見もあります。祝い方に決まった形があるわけではなく、ご本人の気持ちと体調を何より大切に決めたいところです。

還暦のお祝いの装いと撮影のスペース

ゆかりの色が赤とされていることは、ご家族で装いや小物を相談するときの話の種になるかもしれません。スタジオ華写の記念写真のページには、「還暦・長寿祝い」のメニューが載っています。スタジオには、個室のメイクルームや待合室があると案内しています。撮影は、本館・別邸・ガーデンのスペースでできると案内しています。

まとめ

華甲は、還暦の代わりに使われることがある言葉で、「華」の字が六十一を表し、「甲」が干支の最初の字であることに結びつけられています。還暦は、十干と十二支が60年でひと回りして、生まれた年の干支に戻る節目です。祝う年齢や祝い方は、ご家族の習わしや体調にあわせて決めて大丈夫です。

スタジオ華写のご案内

スタジオ華写は、群馬県高崎市の高崎店と、埼玉県さいたま市見沼区の大宮店で営業しています。運営は有限会社フォー・フィールズです。定休日は火曜日と第2・4水曜日です。ご予約の方法は、公式サイトの来店予約のページでご確認ください。同じページでは、撮影のご予約はお電話で受け付け、来店予約のフォームからは受け付けていないと案内されています。

参考にした資料

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