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コラム

七五三

長寿祝いのはじまり|40歳・50歳の10年刻みから現在の節目へ

還暦、古稀、喜寿、米寿と、長寿のお祝いには節目ごとに呼び名があります。こうした祝いは、いつごろ、どのように広まり、いまの形になったのでしょうか。ここでは、神社本庁、国立国会図書館のレファレンス協同データベース、内閣府、厚生労働省の公式ページをもとに、長寿祝いのはじまりと現在の節目、祝いにちなんだ日までを整理します。各ページの内容は、2026年10月12日に確かめました。

長寿を祝う儀礼とは

神社本庁は、長寿を祝う「算賀祭」や「祝賀奉告祭」を、神さまに命の営みを感謝し、年を重ねる喜びと、家族や友人を大切に思う気持ちを確かめ合う、節目の儀礼だと説明しています。用語の解説では、これらは一般には還暦から先の長寿の祝いを指す、とされています。レファレンス協同データベースの調べには、還暦や米寿といった長寿の祝いの総称として、賀寿や算賀という言い方があり、一般には年祝いと呼ばれる、と回答されています。

長寿祝いはいつごろから広まったのか

神社本庁によると、長寿祝いは、「敬老思想」が古代中国から日本に伝わり、平安時代以降、貴族をはじめとする上流階級の間で広まったものといわれています。祝う歳は、はじめのうちは40歳、50歳と10年刻みでした。鎌倉時代以降は、60歳や70歳、77歳、80歳、88歳といったいまのような節目で祝うことが、広く行われるようになったようだと説明されています。図書館の調べは、昔は、40歳から10年おきに年祝いをしていたため60歳を祝っていたが、室町時代の末ごろからは、61歳の還暦を祝う習わしが見られるようになったとしています。

同じ調べには、男女とも平均寿命が延びたため、還暦祝いを以前ほど大きくは行わなくなった、という回答もあります。つまり、節目の数え方も祝い方の大きさも、時代とともに少しずつ変わってきたことが分かります。

現在の節目と、ゆかりの色

神社本庁のページには、節目の呼び名と年齢、ゆかりの色が一覧で載っています。年齢は、数え年でも満年齢でも差し支えないといわれ、地域によってさまざまな習慣があると説明されています。

  • 還暦は61歳で、ゆかりの色は赤です。
  • 古稀は70歳で、ゆかりの色は紫・紺です。
  • 喜寿は77歳で、ゆかりの色は紫・黄です。
  • 傘寿は80歳で、ゆかりの色は金茶色・黄・紫です。
  • 半寿は81歳で、ゆかりの色は金茶色・金色・黄です。
  • 米寿は88歳で、ゆかりの色は金茶色・金色・黄です。
  • 卒寿は90歳で、ゆかりの色は白です。
  • 白寿は99歳で、ゆかりの色は白です。
  • 百寿(紀寿)は100歳で、ゆかりの色は白です。
  • 茶寿は108歳で、ゆかりの色は特にありません。
  • 皇寿は111歳で、ゆかりの色は特にありません。
  • 大還暦は121歳で、ゆかりの色は特にありません。

60歳を「下寿」、80歳を「中寿」、100歳を「上寿」とすることもあるそうです。

呼び名の由来をいくつか

神社本庁の説明から、いくつか挙げます。

  • 古稀は、中国唐代の詩人・杜甫の漢詩の一節「人生七十年古来稀なり」に由来するといわれています。
  • 喜寿は、「喜」の草書体を「七」が3つ並んだ形に見立て、「七十七」と読めることから当てた字といわれています。
  • 傘寿は、「傘」を略した俗字が「八十」と読めることに由来するといわれています。
  • 半寿は、「八」「十」「一」を組み合わせると「半」の字になることに由来し、将棋盤のマス目が九×九で八十一になることから、盤寿ともいわれます。
  • 米寿は、「八十八」を組み合わせた形が「米」の字になるためで、日本人の命の源である米に結びつき、いっそうおめでたいものと受け止められています。
  • 卒寿は、「卒」の俗字「卆」が「九十」と読めることが由来といわれています。
  • 白寿は、「百」の字から「一」を取った「白」で「九十九」を表したものといわれています。
  • 茶寿は、「茶」の字が「十」「十」「八十八」の組み合わせで合計が百八になるためとされ、皇寿は、「白(九十九)」「一」「十」「一」の組み合わせで合計が百十一になるためとされています。

資料によって、年齢や呼び名に違いがあります

レファレンス協同データベースの別の調べでは、長寿祝いの年齢と名称を複数の資料で比べたところ、資料によってばらつきがみられたと回答されています。たとえば、すべて数え年で、還暦を60歳とし、66歳の緑寿を挙げる資料があります。一方で、同じく数え年で、還暦を61歳とする資料もあります。100歳には、百寿、紀寿、上寿など、資料によって違う名前が当てられています。

沖縄では、十二支がひと巡りする61歳、73歳、85歳などの年齢で年祝いをする例があると紹介されています。神社本庁のページと数字が違って見えるときは、地域や資料による違いかもしれません。

祝いにちなんだ日:敬老の日と老人の日

いまの暮らしの中で長寿を祝う機会としては、敬老の日があります。内閣府は、敬老の日を、昭和41年の「国民の祝日に関する法律」の改正で設けられた国民の祝日で、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日と説明しています。平成14年までは、9月15日が敬老の日とされていました。そののち、平成15年から「9月の第3月曜日」に変更されました。

9月15日は「老人の日」、9月15日から21日までの1週間は「老人週間」とされています。厚生労働省のページによると、百歳を迎える高齢者には、老人の日の記念行事として内閣総理大臣のお祝い状と記念品が贈られ、その贈呈は昭和38年に始まったとのことです。

長寿祝いの日取りと記念写真

スタジオ華写の記念写真のページに、「還暦・長寿祝い」の撮影メニューがあります。ページの説明は、還暦の記念やご長寿のお祝いに、記念の一枚を残すというものです。お祝いの日は、誕生日、敬老の日、ご家族が集まりやすい日などから選べます。撮影の日と祝宴の日を分けて考えると、予定に余裕が持てます。

アルバムができあがるまでに約45日かかると案内されているため、お祝いの日に間に合わせたいときは、完成までの日数を見込んで、早めに予約の方法を確かめておくと安心です。

まとめ

長寿祝いは、古代中国の敬老思想が伝わり、平安時代以降に広まったといわれています。はじめは10年刻みで祝っていましたが、60歳や70歳、77歳、80歳、88歳など現在の節目は、鎌倉時代以降に一般的になったようだと、神社本庁は説明しています。年齢の数え方や呼び名、祝い方は地域や資料によって違うので、ご家族の習わしにあわせて決めてください。

スタジオ華写のご案内

スタジオ華写は、七五三やお宮参り、家族フォトの撮影を案内している写真館です。店は、高崎店と大宮店の2つです。撮影メニューには、バースデーや入園入学・卒園卒業、証明写真などもあります。ご予約の方法は、公式サイトの来店予約のページでご確認ください。同じページでは、撮影のご予約はお電話で受け付け、来店予約のフォームからは受け付けていないと案内されています。

参考にした資料

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