「家族の日」「家族の週間」とは?11月第3日曜日と前後の1週間、国の取り組み
11月には、七五三のお参りや年末の準備のほかに、家族を考えるための国の期間があります。それが「家族の日」と「家族の週間」です。ここでは、こども家庭庁のページを中心に、内閣府の広報誌と千葉県のページもあわせて、いつ、何のために定められ、どのような取り組みが行われてきたのかを整理します。各ページの内容は、2026年10月13日に確かめました。
「家族の日」「家族の週間」とは
こども家庭庁によると、「家族の日」は11月の第3日曜日で、その日の前と後のそれぞれ1週間が「家族の週間」です。定めたのは内閣府で、平成19年度から始まりました。ねらいは、こどもや家庭を社会のみんなで支えることの大切さを、広く知ってもらうことにあります。内閣府男女共同参画局の広報誌「共同参画」の2014年10月号でも、子どもは家族が育て、その家族を地域が支えるという考えを伝えるための期間として紹介されています。
令和5年4月からは、こども家庭庁がこの期間を中心に広報を担っています。千葉県のページも、始めたのは内閣府で、いまはこども家庭庁に引き継がれていると説明しています。祝日や休日ではなく、家族や地域のつながりを考えるきっかけとして設けられた期間だと読めます。
日付の決まり方と、これまでの例
決まりは「11月の第3日曜日」なので、家族の日の日付は年によって変わります。たとえば令和7年度は、家族の日が11月16日の日曜日で、家族の週間は11月9日の日曜日から22日の土曜日まででした。千葉県のページによると、令和5年(2023年)は家族の日が11月19日で、家族の週間は11月12日から25日まででした。どちらの年も、家族の週間は日曜日に始まり、家族の日をはさんで土曜日に終わる2週間になっています。さかのぼって2014年は、家族の日が11月16日にあたり、この日に内閣府などが横浜で「家族の日」のフォーラムを開くと広報誌で案内していました。このフォーラムは内閣府と神奈川県、横浜市が主催し、家族や地域の大切さを伝える作品のコンクールの表彰式も予定されていました。その年の家族の日がいつになるかは、こども家庭庁のページでご確認ください。こども家庭庁のページには家族の日のロゴマークも載っていて、使いたいときは申請するよう案内されています。
秋の「こどもまんなか月間」の一つとして
いまは、11月の「秋のこどもまんなか月間」の取り組みの一つとして、家族の日と家族の週間が実施されています。こども家庭庁は、11月を「秋のこどもまんなか月間」とし、こどもや子育て中の家庭を社会で支える雰囲気を高めるため、企業や個人、自治体の取り組みとの連携を広げるとしています。家族の週間の間は、趣旨に賛同した企業や自治体などが、それぞれ考えた取り組みを行えるよう、国が広報で後押しする形です。令和7年の月間のページには、各地で開かれる「こどもまんなかアクション」のリレーシンポジウムなども並んでいました。同じ月には、「未来をつくる こどもまんなかアワード」の表彰式も予定されていました。
自治体の例として、千葉県は国の家族の日・家族の週間に合わせてポスターを作り、家族や地域の大切さと、結婚や子育てを県全体で応援する気運づくりを呼びかけていました。
写真で家族を見つめる:2023年の写真コンクール
家族の日にちなんで、こども家庭庁は令和5年(2023年)に、こどもまんなか「家族の日」写真コンクールを開いています。募集のテーマは、こどもが主役の「こどもまんなか部門」、子育て家族のつながりを写す「あったかファミリー部門」、地域で子育てを支える様子の「いきいき地域部門」の三つでした。募集は2023年8月1日から9月4日までで、日本国内に住んでいる人が応募できました。作品の例として、家族の団らんや、三世代がそろう様子なども挙げられていました。こどもが撮った写真でも応募できるとされていたのも、このコンクールの特徴です。賞は部門ごとに最優秀賞が1点、優秀賞が4点までで、合わせて最大15点を選ぶ決まりでした。受賞作品のページによると、全国から1441の作品が寄せられました。
募集の要項には、人を写した写真を出すときは、写っている本人の同意を先にもらうよう書かれていました。写っているのが未成年なら保護者の同意が要り、本人にもコンクールの趣旨を話して、気持ちや意見を大切にするよう求めています。ほかの人の著作権や肖像権にも気を配るよう、注意書きがありました。入賞した作品をホームページに載せる際、本人と分からないよう手を加えてほしいと申し出れば対応するとも書かれていました。出したあとでも、希望すれば応募を取り下げられるとされていました。家族の写真を人に見せたり、どこかへ出したりするときにも、参考になる考え方です。
まとめ
家族の日は11月の第3日曜日、家族の週間はその前後の1週間ずつで、平成19年度に内閣府が定め、いまはこども家庭庁が広報を担っています。秋の「こどもまんなか月間」の一つとして、企業や自治体の取り組みとも結びつけられています。写真コンクールの要項にあるように、家族の写真を扱うときは、写る人の気持ちを大切にする視点も持っておきたいところです。
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